スカウト代行とは?任せる範囲と社内に残す判断・費用の決まり方

サムネイル

ダイレクトリクルーティング(企業が求職者に直接スカウトを送る採用手法)を始めたものの、兼務で送信が止まってしまう。返信は来ても、面談や採用につながらない。そうしたときに検討されるのが、スカウト業務を外部に任せる「スカウト代行」です。

株式会社マイナビの調査では、直近半年にダイレクトリクルーティングを使った人事担当者が39.6%でした。2024年の35.0%から、2年続けて増えています。一方、中途採用で煩雑な業務の1位は「応募者の対応」で、31.6%が挙げました。調査の対象は、2026年1〜6月に中途採用業務を担当した人事担当者1,600人です。

出典:株式会社マイナビ「中途採用実態調査2026年版」(2026年7月実施、2026年10月18日確認)

スカウトを使う企業が増えるほど、問われるのは運用の手間の分け方です。この記事では、スカウト代行に任せられる業務と、社内に残す判断を工程ごとに整理します。費用の決まり方、契約前に決めること、支援事例も紹介します。

結論:スカウト代行は、候補者の検索、送る相手の選定、文面の作成、送信、返信対応、日程調整などを外部に任せるサービスです。

  • 任せやすいのは、検索・文面の作成・送信・日程調整など手を動かす工程
  • 社内に残すのは、誰を採るか、誰に送るか、何を約束するか、会う・採るの判断
  • 費用は、料金の型(月額固定・通数課金・成果報酬・混合)と、通数・媒体数・職種数・文面の作り方・任せる範囲・期間で決まる

ダイレクトリクルーティングの仕組みとメリットは、「ダイレクトリクルーティングとは?」で解説しています。

目次

スカウト代行とは?任せられる業務と、RPO・AIスカウトツールとの違い

スカウト代行は、ダイレクトリクルーティングのスカウト業務を外部に任せるサービスです。スカウトメール代行、ダイレクトリクルーティング代行とも呼ばれます。採用業務を広く任せるRPO(採用代行)のうち、候補者を集める工程に絞った依頼にあたります。

スカウト代行で任せられる業務

スカウトの業務を送信の前後まで含めて分けると、次の8工程です。代行会社によって、どこまで担うかは異なります。

工程 中身
1. 送信前の設計求職者と自社・競合を理解し、送る相手と伝える強みを決める
2. 候補者の検索・絞り込み媒体の検索条件で、要件に合う候補者を探す
3. 送る相手の選定経歴を読み、送る候補者と送らない候補者を分ける
4. 文面の作成候補者の経験や志向に合わせて文面を作る
5. 送信・再送送る時間帯と再送のルールを決めて送る
6. 返信への一次対応返信へのお礼、面談の案内を送る
7. 面談・面接の日程調整候補者と社内の予定を合わせる
8. 振り返りと改善送信数・返信数・面談数を記録し、対象と文面を見直す

送信だけを請け負う会社もあれば、送信前の設計から振り返りまで担う会社もあり、範囲はさまざまです。面接の実施まで扱う会社もあります。見積もりを比べる前に、どの工程を任せたいかを決めておきましょう。

RPO・AIスカウトツール・人材紹介との違い

似たサービスとの違いは、任せる範囲と費用のかかり方です。

サービス 任せる範囲 費用のかかり方 向く状況
スカウト代行スカウトの設計・送信・返信対応・日程調整月額固定、通数課金、成果報酬、混合などスカウトの運用に手が回らない
RPO(採用代行)求人原稿・媒体運用・応募者対応など採用業務の広い範囲同上採用業務全体の人手が足りない
AIスカウトツール候補者の抽出、文面の作成・送信の自動化ツールの利用料設定と確認を自社で回せ、送信数を増やしたい
人材紹介紹介会社が候補者を探して推薦する採用が決まったときの成功報酬自社で母集団をつくる時間がない

RPOで任せられる業務の全体は、「RPO(採用代行)とは?」で整理しました。

スカウト代行が向く状態、先に別の手を打つべき状態

送信や返信対応の工数が足りないことが原因なら、任せる効果が出やすくなります。求める人物像や条件が社内で決まっていない場合は、代行より先に採用の設計から始めます。

任せる効果が出やすい3つの状態

  1. 兼務で送信が止まり、媒体の送信枠が余っている。原因が工数だけなら、送信と返信対応を任せると運用を再開しやすくなります。
  2. 全員に同じ文面を送り、何が効いたかを比べられない。文面を対象ごとに分け、反応を記録する運用は外部と組みやすい作業です。
  3. 返信が来ても、面談の設定まで日数がかかる。返信への一次対応と日程調整は、手順を決めれば任せられます。

後半の支援事例にも、こうした状態から任せる範囲を決めた会社が登場します。

任せる前に整えたい3つの状態

  1. 求める人物像と譲れない条件が、社内で決まっていない。送る相手の基準がないまま任せても、外部は判断できません。先に採用要件を固めます。要件づくりから外部と進める場合の選び方は、「採用代行と採用コンサルの違い」で解説しています。
  2. 検証の期間を数週間しか取れない。文面や対象を比べるには、送信と返信の記録がたまる期間が必要です。
  3. 面接や合否の判断まで任せたい。面接の代行を扱う会社もあります。ただし、候補者が仕事内容や働く人を確かめる場は面談・面接です。株式会社Nicopでは、面接と合否の判断を貴社に残していただきます。

自社がどちらの状態か迷うときは、無料相談をご利用ください。募集職種と今のスカウト運用を伺い、任せる工程と残す判断を一緒に切り分けます。

どこまで任せる?スカウト業務の分担と、社内に残す判断

検索・文面の作成・送信・日程調整は任せやすい工程です。求める人物像、送る相手の基準、文面で約束する内容、会う・採るの判断は社内に残します。

送信前の設計から振り返りまでの分担表

スカウトの成果を左右するのは、送る前の設計です。求職者を理解し、自社と競合を比べて強みを言葉にします。そのうえでターゲットと人物像を決め、応募から入社までに候補者が通る流れを設計します。この順番を飛ばすと、文面を何種類作っても伝える中身は変わりません。

工程 社内に残す 外部と一緒に決める 外部に任せやすい
送信前の設計求める人物像、譲れない条件、採用の優先順位ターゲット、伝える強み求職者・競合の調査、強みの整理
検索・絞り込み―検索条件候補者の検索・絞り込み
送る相手の選定送る・送らないの基準の承認基準の見直し基準に沿った選定
文面の作成仕事内容・条件など約束する内容の確認訴求の切り口文面の作成と出し分け
送信・再送―送る時間帯、再送のルール送信・再送
返信対応・日程調整面談に出る人と日程の枠返信の期限と内容一次対応、日程調整
面接・合否面接の実施、合否と条件の提示評価基準の整理―
振り返り次の方針の決定改善案の検討数値の記録、改善の提案
スカウト業務の工程ごとに、社内に残す判断、外部と一緒に決めること、外部に任せやすい作業を整理した分担図

社内に残す4つの判断と理由

1. 求める人物像と譲れない条件

採用の責任者でなければ決められない判断です。スカウトでは、経験や職種などの条件で送る相手を絞り込みます。悩みや価値観の共通点で幅広く呼びかける求人広告とは、相手の決め方が違います。

2. 送る・送らないの基準

条件から外れた候補者に送ると、返信が来たときに断るか、面接するかの対応が増えます。送らない基準も社内で承認しておくと、外部は迷わず選定できます。

3. 文面で約束する内容

仕事内容、働き方、条件などの事実を出すのは社内です。文面の作成は任せられますが、何を、どの順で伝えるかは候補者によって変わります。たとえば経験の浅い人には挑戦の機会や育つ環境、経験の長い人には条件や任される範囲が響くことがあります。

4. 会う・採るの判断と、面談での口説き

面談では、候補者が仕事内容や一緒に働く人を直接確かめます。ここを外部に任せると、文面で伝えた内容と面談での説明がずれやすくなります。

任せ方の3つの型

任せる範囲を選ぶ軸は、社内に残せる時間と、将来どこまで内製化したいかの2つです。

型 外部に任せる範囲 社内に残る作業 向く状態 近い公開事例
1. 文面づくりと送信を任せる強みの整理、文面の作成と出し分け、送信・再送目標の共有、文面の内容確認、面接と合否兼務で、文面づくりと送信に手が回らない株式会社YOKU様
2. 立ち上げを任せ、社内に移す媒体での運用の立ち上げ、対象の絞り方、文面の型づくり立ち上げ後の文面作成と送信送る人はいるが、型がない株式会社テクニケーション様
3. 運用を任せ、定例で知見を残す文面の複数作成と反応の分析、定例での共有定例への参加、方針の決定、面接少人数でスカウトを運用しきれず、いずれ内製化したい株式会社フレアド様

型は一般的な分け方で、各事例の実際の支援範囲は、後述の「支援事例」の表に示しました。

Nicopの採用直結AIスカウトでも、役割を3者で分けています。採用方針と最終判断は貴社、候補者の採点や文面づくりはAI、基準の設計と運用はNicopの担当です。分担の詳細は、サービス資料で確認できます。

支援事例:任せた範囲と社内に残したもの

Nicopの支援事例には、兼務で文面が1種類だった会社、文面づくりを社内に移した会社、定例で知見を残した会社があります。任せた範囲が違う4社を表で比べ、社名を出した3社は見出しごとに紹介します。社名を出した3件の結果は、株式会社Nicop設立前の支援によるものです。担当は、RYOMAグループの採用プランニング事業部(現・株式会社Nicop)でした。営業職の事例は、株式会社Nicopが2026年3〜9月に支援したもので、社名を伏せて掲載しています。

事例 依頼時の状態 任せた範囲 社内に残した・移したもの 結果
IT・SES企業(従業員22名)/株式会社YOKU様受託事業の担当者が兼務で採用し、全員に同じ文面を送っていた競合との比較による強みの整理、求人原稿の改善、15種類のスカウト文面、個別送信と再送、求人広告の運用目標採用人数をNicopと共有し、一緒に追ったtype経由でエンジニア6名を採用。採用単価は約15万円
SES企業(従業員358名、2025年3月時点)/株式会社テクニケーション様他社の支援で求人広告を運用していたが、効果に疑問を感じていた求人原稿の作成・添削、TOP画像の制作、typeでのスカウト開始と対象を絞った文面作成の支援、媒体選定と予算配分の見直し文面づくりのコツを共有し、社内で内製化エンジニアの採用単価7万円(対象媒体・期間の記載なし)。1つの求人媒体で月10名ほどの採用が数か月続いた(媒体名の記載なし)
IT・広告系企業(依頼当時の従業員3名)/株式会社フレアド様利用中のエン転職のスカウト機能を運用しきれず、スカウト経由の応募が少なかった対象層の定義、複数の文面の作成と反応の分析定例会で成功例と改善点を共有し、内製化を支援経験者2名を採用。採用単価は18万円
IT企業(自社開発、従業員10〜30名)の営業職求人広告とスカウトを使っても応募の数と質が足りず、スカウトの対象者も少なかったdodaダイレクトでのスカウトの代行と分析、募集職種の見直し事例の記録に記載なしスカウト応募率(応募数÷送信数)が1.2%(660通で8件)から3.9%(557通で22件)に。2名を採用

※社名を出した3件とも、スカウトと並行して求人原稿の改善や媒体の運用も支援しています。結果はスカウトだけの効果ではありません。採用単価の算出範囲は事例ごとに異なります。採用の対象期間、送信数、広告費の総額は、各事例の公開情報にはありません。営業職の事例は、募集職種の見直しを含む結果で、支援後の数値はdodaダイレクトの掲載期間(2026年3〜9月)のものです。

兼務で全員に同じ文面だったスカウトを、15種類に分けた(株式会社YOKU様)

受託事業の担当者が兼務で採用を担い、どの候補者にも同じ文面を送っていました。競合他社との比較で「技術力」「柔軟な働き方」を強みとして言葉にし、15種類の文面を用意しました。興味に合わせた個別送信と再送も行い、type経由で6名を採用しています(事例を読む)。

この事例で先に行ったのは、文面の数を増やすことではなく、伝える強みを決めることでした。SES企業がRPOに任せた範囲の比較は「SES企業のRPO導入事例」で紹介しています。

スカウトの立ち上げを任せ、文面づくりを社内に移した(株式会社テクニケーション様)

他社の支援で運用していた求人広告の効果に疑問を持っていた時期に、RYOMAグループの採用プランニング事業部(現・株式会社Nicop)から提案して始まった事例です。typeでのスカウトを始め、対象を絞った文面の作成を支援しました。文面づくりのコツを伝えた結果、社内で内製化できた経緯を事例ページで紹介しています(事例を読む)。取り組みの詳細は「SES企業のエンジニア採用方法」でも取り上げました。

外部に任せ続ける形だけでなく、型を受け取って社内に移す任せ方もあります。

従業員3名の体制で運用しきれていなかったスカウトを、検証と定例で回した(株式会社フレアド様)

依頼当時は従業員3名で、契約していたスカウト機能を運用しきれていませんでした。対象とする経験者層を定め、複数の文面を作って反応を分析しました。定例会で成功例と改善点を共有し、ノウハウを社内に残しています(事例を読む)。

この事例では、求人原稿と面接フローの見直しも並行して行いました。経験者2名の採用を、スカウトだけの効果とは判断できません。ほかの支援事例は、事例紹介のページで公開中です。

スカウト代行の費用はどう決まる?料金の型と見積もりの比べ方

費用は、料金の型と、送信通数・媒体数・職種数・文面の作り方・任せる範囲・期間の6つの条件で決まります。スカウト媒体の利用料が代行の費用に含まれるかも、見積もりで確かめます。

2026年10月時点で、スカウト代行の料金相場を示す一次資料は確認できませんでした。公開されている記事の金額にも大きな幅があります。この記事で示すのは金額ではなく、見積もりを比べるための条件です。

料金の型は4つ

採用代行の業界団体RPOAは、料金モデルを固定の管理費型、成果報酬型、混合型の3つに分けています。

出典:RPOA「RPO pricing models」(2024年12月公開、2026年10月18日確認)

一方、検索ツールで表示された上位の解説ページでは、月額固定・通数課金・成果報酬の3つに分ける説明が見られます。2026年10月18日に、Nicopが確認しました。この記事では、これにRPOAの混合型を加えた4つで整理します。

料金の型 支払いの決まり方 向く状況 契約前に確認すること
月額固定任せる範囲に応じて、毎月決まった額一定期間、運用と改善を続けたい月の送信数や対応範囲の上限
通数課金送信1通ごと、または作業量に応じて送信だけを短期間で任せたい1通に含まれる作業(選定、個別の文面)
成果報酬返信・面談・採用などの成果に応じて採用人数が少なく、時期が読めない何を成果とし、どう数えるか
混合固定費と成果報酬の組み合わせ運用と成果の両方で条件を決めたい固定部分と成果部分の範囲

見積もりを動かす6つの条件

  1. 送信通数:月に何通送るか
  2. 媒体の数:いくつの媒体で運用するか
  3. 職種の数と採用の難しさ:対象者が少ない職種ほど、検索と選定に時間がかかる
  4. 文面の作り方:候補者ごとに作るか、型を使い分けるか
  5. 任せる範囲:返信対応、日程調整、振り返りを含むか
  6. 期間:立ち上げだけか、継続して運用するか

見積書で確認する項目

確認する項目 見るポイント
初期費用送信前の設計や基準づくりが含まれるか
契約期間最低契約期間と、途中で範囲を変えられるか
通数の上限上限を超えたときの扱い
成果の定義成果報酬の「成果」が返信・面談・採用のどれか
媒体の利用料代行の費用に含むか、別に払うか
追加費用職種や媒体を増やしたときの条件

採用代行と採用コンサルの費用の比べ方は、「採用代行と採用コンサルの違い」で整理しています。

Nicopの料金の考え方

Nicopの採用実行・運用支援は、原則として採用人数に応じた成果報酬ではなく、支援内容に応じた固定報酬です。Nicopが追う指標は、貴社の採用決定数です。期間と費用は、任せる範囲と目標を伺ったうえで個別にご案内します。

契約前に決めておく3つのこと

契約前に決めておきたいのは、成果指標の定義、候補者の情報の扱い、契約終了時に受け取るものの3つです。

成果指標の分母と期間を決める

返信率は、返信数を送信数で割って求めます。分母を開封数にすると、同じ運用でも数値が大きく見えます。

たとえば日経転職版の2025年11月度の公表値では、開封からの返信率は6.5%でした。同じ月の送信数に対する返信率は1.1%です(RPA送信など一部の大量送信を除き、リマインドを含む。日経HR「サイト状況のご報告(スカウト編)2025年11月度」、2026年10月18日確認)。1つの媒体の値で、業界の平均ではありません。

指標 計算式 契約での扱い
返信率返信数÷送信数代行の範囲で動かせる指標として、毎週確認する
面談化率面談数÷返信数返信対応と日程調整を任せる場合に確認する
採用数期間内の採用人数面接や条件など社内の要素も影響するため、共通の目標として扱う

同じ職種・媒体・期間で比べ、何を変えたかも記録してください。返信率の記録方法と文面の改善は、「スカウトメールの返信率を上げる方法」で解説しました。

候補者の情報の扱いを決める

個人データの取扱いを委託する企業には、委託先を監督する義務があります。個人情報保護委員会のガイドラインは、監督の内容として3つを挙げています。委託先の選定、委託契約の締結、取扱状況の把握です(個人情報保護法ガイドライン(通則編)3-4-4、2026年10月18日確認)。

契約では、閲覧できる人、再委託の有無、他社の業務に使わないこと、終了時の削除や返却を決めておきます。

Nicopの採用直結AIスカウトでは、3つのルールで、情報を使う目的と扱う人を限っています。

  • 使う目的を限る:求人情報・候補者情報は、貴社の採用支援のためだけに使う
  • 扱う人を限る:扱えるのは、貴社を担当するNicopのメンバーと、システムの運用に必要な担当者だけ
  • 他社向けに流用しない:貴社の求人・候補者・文面は他社向けに使わない。共通の知見に生かすのは、企業や個人が特定されない傾向だけ

契約終了時に受け取るものを決める

内製化に切り替えるときや代行会社を替えるとき、引き継ぎの材料がないと一から作り直すことになります。受け取るものは契約前に決めておきます。

  • 検索条件と、送る・送らないの基準
  • 文面と、文面ごとの送信数・返信数
  • 送信と返信の記録
  • 定例で決めたことの記録

Nicopの採用実行・運用支援では、次の4つが貴社の手元に残ります。

  • 運用管理シート(求人の一覧と数値の推移)
  • 週次の報告(結果と、次に変えることの記録)
  • 定例ミーティングの議事録(決めたことと、次の行動)
  • 求人原稿・スカウト文面(改善の履歴を含む)

依頼前に確認する項目を一覧で見たい方へ。「採用代行(RPO)に任せる前のチェックリスト 2026年版」では、任せる範囲や社内の体制を事前に点検できます。

AIスカウトツール・人の代行・自社運用の比べ方

大量に送るなら自動化ツール、送る相手を絞って採用まで追うなら人が判断に入る運用が合います。

4つの方法の比較

凡例:◎ 強みとして対応 ○ 対応 △ 一部対応 × 対応が難しい

比べる点 採用直結AIスカウト(Nicop) AIスカウトツール(自動化型) 人によるスカウト代行 自社運用
目指すもの採用。そこから送る相手と文面を逆算する送信数・返信数を増やす担当者の作業を減らす自社の判断で採る
送る相手の選び方◎ 5つの観点・100点満点で採点する○ 条件やAIの判定で抽出する○ 担当者が経歴を読んで選ぶ(担当者で基準が変わりやすい)○ 自社で選べるが、時間がかかる
送らない判断◎ 点数が低い人・条件外の人には送らない△ 除外条件の設定による○ 担当者が判断する○ 自社で判断する
文面○ 点数と響く魅力に合わせて出し分ける○ AIが候補者ごとに作る○ 担当者が作る(量は人手の範囲)△ 工数に左右される
送信の量とスピード× 送る相手を絞るため、大量配信には向かない◎ 自動で大量に送れる△ 人手の範囲× 兼務だと止まりやすい
社内の関わり方方針と最終判断は人、作業はAIとNicop設定と確認は自社方針の確認と面接すべて自社

※各方法の一般的な機能をもとに、Nicopが整理したものです。個別のサービスによって異なります。

送信数を最大にしたい場合は、自動化型のAIスカウトツールのほうが合うこともあります。採用直結AIスカウトは、採用に至る可能性が高い候補者に絞って届けたい企業に向けたサービスです。

代行会社に聞く5つの質問

  1. 送る前に、求職者をどう理解しますか。給与や働き方などの表に出た希望だけでなく、転職の理由と応募の決め手の違いまで考えているかを確かめます。経歴を上から読まず、なぜその仕事を選び、なぜ次に進むのかを読んでいるかも確かめましょう。
  2. その理解は、何を材料にしていますか。求職者本人の声を最も重く見て、採用担当や支援会社の見立てだけで文面を書かないかを確かめます。必要に応じて、社員や候補者に直接話を聞く会社もあります。
  3. 送る相手の基準は、誰が決め、どう見直しますか。社内の承認を経るか、どの数字を見て変えるかを確認します。
  4. 週次・月次に、何の数字を報告しますか。返信率などの分母と期間が決まっているかを確認します。
  5. 文面の承認の流れと、終了時に渡すものは何ですか。誰が最終確認するか、引き継ぎの材料が残るかを確認します。

Nicopのスカウト運用支援でできること

Nicopが担うのは、スカウトの対象選定、文面の作成、送信、日程調整の実務と改善です。面接と合否の判断は、貴社に残していただきます。

採用実行・運用支援の柱は、「選ぶ」「成果に変える」「巻き取る(スカウト・日程調整の実務)」の3つです。どこか1つからでも、まとめてでも依頼できます。今の媒体・契約のまま始められ、スカウト運用だけの依頼も可能です(採用実行・運用支援の内容を見る)。

採用直結AIスカウトでは、候補者を5つの観点・100点満点で評価し、点数と響く魅力に応じて文面を使い分けます。採用に至る可能性が低い候補者には送りません。役割の分担は次の表のとおりです。

貴社が決めること AIが担うこと Nicopが担うこと
採用方針と優先度絞り込んだ候補者の経歴を読み取る採用要件と人物像の言語化を支援する
求める人物像と譲れない条件5つの観点と採用要件で100点満点に採点する採点の基準を貴社専用に設計・調整する
送る・会う・採るの最終判断候補者に響く魅力を判定するスカウトの送信と進捗を管理する
面談とクロージングでの対話候補者ごとにスカウト文を作り分ける定例と月次の振り返りを行う
結果をもとにした次の狙いの見直し返信・面談・採用までの変化を見える化するデータにもとづく改善を提案する

対象の媒体・職種・送信数は、ご相談の内容をもとにご提案します。送信をどちらが行うかも、ご依頼の範囲に合わせて決めます。AIが候補者を自動で不採用にすることはありません。AIが作った点数と文面は、担当者が確かめてから使います。

初回の無料相談は30分・オンラインで、その場での契約は不要です。伺うのは、採用したい職種と人数・時期、利用中のスカウト媒体と月の送信数、今の返信率・面談数(分かる範囲で)です。数字が手元になくても、採用要件の整理から始められます。

よくある質問

スカウト代行に、面接まで任せられますか?

面接の代行を扱う会社もありますが、見極めと口説きは社内に残すほうが、候補者への説明が一貫します。Nicopが担うのは日程調整や評価基準の整理までで、面接と合否の判断は貴社の役割です。

今契約している媒体のまま、頼めますか?

Nicopの採用実行・運用支援では、今の媒体・契約のまま始められます。既存の媒体の実績と運用の状況を確認し、続ける・改善する・止めるを一緒に判断します。採用直結AIスカウトの場合、対応できる運用の範囲は媒体ごとに確かめてからのご提案です。

成果は、どのくらいの期間で見えますか?

職種・媒体・送信数で変わるため、契約前に「何週間で、どの数字を見て判断するか」を決めておくことが大切です。数週間しか検証できない場合は、文面や対象を比べる記録がたまらず、効果を判断しにくくなります。

任せると、ノウハウが社内に残らないのでは?

終了時に受け取るものを契約で決め、定例で検証の結果を共有すれば残せます。公開事例のテクニケーション様も、文面づくりのコツを受け取り、社内で内製化しました。

AIや代行で送ると、文面が機械的になりませんか?

テンプレートの文面を一斉に送ると、候補者は自分に向けた連絡かどうかを判断しにくくなります。送る前に経歴全体を読み、相手ごとに伝える魅力を変えるかを、代行会社に確かめてください。Nicopの採用直結AIスカウトでは、AIが作った文面を担当者が確かめてから送ります。

まとめ|スカウト代行は「任せる工程」と「残す判断」を分けて選ぶ

スカウト代行で任せやすいのは、検索、文面の作成、送信、返信対応、日程調整です。求める人物像、送る相手の基準、文面で約束する内容、会う・採るの判断は社内に残します。

費用は料金の型と、通数・媒体数・職種数・文面の作り方・任せる範囲・期間で決まります。契約前には、成果指標の分母と期間、候補者の情報の扱い、終了時に受け取るものを決めておきましょう。

Nicopでは、今のスカウト運用と採用目標を伺い、任せる工程と社内に残す判断を一緒に整理します。

お役立ち資料も無料配布中

無料資料:採用代行(RPO)に任せる前のチェックリスト 2026年版
無料資料:中途採用手法大全 14の採用手法マニュアル 2026年版
無料資料:ダイレクトリクルーティング実践ガイド 2026年版
無料資料:中途採用 要件定義シートのつくり方
藤村 滉大

株式会社Nicop 取締役

藤村 滉大

経歴

株式会社Nicop取締役として、採用×AIを中心としたHR×AI支援を担当しています。AIを活用したスカウト運用や求人原稿の作成など、採用業務へのAI導入を、設計から現場への定着まで伴走。RYOMAの新卒1期生として採用プランニング事業部の立ち上げに参画して以来、SES企業を中心に従業員5〜300名の企業の採用を支援してきました。採用戦略の設計、求人媒体の運用、スカウト代行で積み上げた現場の知見を、AI活用に生かしています。

記事一覧に戻る

私たちはオーダーメイドで
採用課題を解決します!

お悩み相談などお気軽にお問い合わせください。
採用支援のプロが貴社に合わせた採用方法を
一緒に考えます。

お問い合わせはこちら
  1. トップ
  2. 採用・組織づくりのお役立ち情報
  3. スカウト代行とは?任せる範囲と社内に残す判断・費用の決まり方